JAL、VR活用 客室乗務員は複数人訓練も可 | FlyTeam ニュース

JAL、VR活用 客室乗務員は複数人訓練も可

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日本航空(JAL)は、仮想現実(VR)を活用した訓練を拡充しています。客室乗務員訓練では、日本の航空会社で初めて、複数の操作者がログインし、環境を共有して作業や訓練ができるマルチプレイVRを導入します。また、JALグループ社員を対象とした緊急脱出研修でも、VRで受講できる方式を8月に導入しています。

客室乗務員訓練では、年間を通して専用の訓練施設で各種訓練を実施していますが、その効率的な計画と実行が求められています。マルチプレイVRを活用した訓練に向け、10月13日(火)から10月30日(金)までの期間、実証実験を行います。

この実験は、マルチプレイVRで機内環境を忠実に再現しつつ、出発前の機内準備に必要な動作、手順などを単独、またはチームプレーで学ぶ訓練を実施します。最大で4名の訓練生が同時に同じVRに参加できます。

機内設備だけでなく、着席した旅客を再現でき、実際のフライトに近い環境での実践的な訓練が可能です。さらに、VR機器は持ち運びできるため、場所、時間の制限を受けず、効率的な訓練を進めることが効果として期待されています。

JALグループ社員の緊急脱出研修は、緊急事態が発生した際、客室乗務員とともに旅客を適切に援助できるよう、緊急事態の知識、実際の対応方法を学び、援助者の重要性を理解することを目的としています。この研修は、羽田の整備地区のモックアップを使用して実施しているため、遠方在勤の社員の受講、さらに新型コロナウイルス感染症の影響で施設使用、人の移動の制約から、受講が難しい状況も発生しました。

これを受け、場所を選ぶことなく受講できるVR研修教材を東芝システムテクノロジーと制作しました。緊急事態にパニックが発生した場合の旅客への対応、機外へ脱出する際に手荷物を持って逃げようとする利用者への対応、スライド滑走後のスライド下での援助の重要性、救命胴衣は着用後すぐに膨らませてはいけない理由など、声を出し、手を動かして学びます。すでに国内での研修を始め、今後は海外にも展開する計画です。

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