エアアジア・エックス、運航再開に向け再編案

エアアジア・エックス、運航再開に向け再編案

ニュース画像 1枚目:エアアジア・エックス イメージ (れんしさん撮影)
© FlyTeam れんしさん
エアアジア・エックス イメージ (れんしさん撮影)

エアアジア・エックスは2020年10月6日(火)、新たな資本の受け入れによる再編計画を発表しました。新型コロナウイルス感染症の影響で多くの路線を運休し、流動性の確保が大きな課題となっており、路線網の再編、航空機の削減などに加え、増資と債務免除が大きな柱となっています。

エアアジアXは、発行済株式総数の90%を減資した上で、13億8000万リンギットを調達し、損失を相殺します。これにより、エアアジアXは、サプライヤー、債権者、金融機関から大幅な譲歩を引き出し、運航再開にこぎつける狙いです。

新たな事業計画では、2021年第1四半期に2機の航空機で運航を再開し、2021年末までに就航済みの都市への定期便を徐々に再開する計画です。エアアジアXはA330-300を23機保有していますが、このうち21機は使用を停止しています。多くの機材はリース機で、自社所有は5機です。リース機を巡っては、BOCアビエーションから支払いを巡り提訴されています。

新型コロナウイルスの影響で、定期便の運航がほぼできないエアアジア・エックスは給与や人員削減を実施していますが、再開時の人員確保も重要で、可能な限りの雇用を維持し、再編を成功に導く考えです。

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