スターフライヤーの2021年3月期第2四半期(2020年4月〜9月)決算は、売上高が前年比61.2%減の78億5,100万円、営業損失63億4,100万円、経常損失64億6,400万円、四半期純損失が64億1,100万円でした。通期予想は引き続き、新型コロナウイルス感染症の状況から合理的に算出できないと公表を見送っています。
7〜9月は4〜6月と比べ需要は徐々に回復し、業績は改善傾向にあるものの、厳しい状況は変わっていません。旅客数では5月が前年比91%減を最低とし、70%減程度で推移しています。収入が減り、固定費の機材、整備費用はほぼ変わらず、運航に伴う費用を抑える形で事業継続に向け、早期の運転資金の確保に取り組んでいます。
第2四半期会計期間末の純資産は7億7,700万円でした。引き続き、計画的な減便・運休をはじめ、社員の一時帰休など需要減少に応じた生産体制の構築、感染症の拡大防止の取り組み、コスト削減と生産性向上など苦境を乗り切り、その後の成長を目指した社内準備を進める方針です。このため、2020年10月30日(金)付けで新機材としてA320neoを選定し、2023年1月から導入を始めることを決めています。