南紀白浜空港、空港維持管理業務に衛星レーダ活用で実験 | FlyTeam ニュース

南紀白浜空港、空港維持管理業務に衛星レーダ活用で実験

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衛星合成開口レーダ イメージ

南紀白浜エアポートは2020年11月11日(木)から、空港維持管理を目的に衛星合成開口レーダ(SAR)を活用する実証実験を実施しています。日本電気(NEC)が保有するSAR衛星を使い、南紀白浜空港で滑走路面の変動、空港周辺の障害物を検知する技術の実用化を目指しています。南紀白浜エアポートは、施設の維持管理にIoTを活用した先進空港を目指し、今回の取り組みもその一環として推進します。

滑走路面の変動は、SAR衛星から放射されるマイクロ波の干渉を用いて位相差を算出し、この位相差を継続的に計測し、滑走路面の沈下など経年変位をミリ(mm)単位で把握していきます。現在は、年に1回の測量調査で沈下量を計測していますが、SARに置き換えることで業務の効率化と精緻化の向上が期待されています。

さらに、南紀白浜空港で実施しているドライブレコーダーを活用した滑走路面のき裂・損傷などの自動検知と合わせ、滑走路のひび割れ、わだち掘れなど変形と合わせた検知が可能になり、業務効率を高めながら安全性の向上につながる仕組みが構築できます。

また、空港周辺の障害物管理では、空港周辺の一定空間を無障害の状態にするため、目視や簡易測量で障害物の突出を監視していますが、SARに置き換えることで著しく高さが変化した箇所を容易に特定でき、障害物管理の効率化を図ります。

実験期間は11月11日から2021年3月末日ですが、南紀白浜エアポートとNECが合意した場合には、延長する場合もあります。

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