欧州LCC各社、機内持ち込み荷物に続々課金

欧州LCC各社、機内持ち込み荷物に続々課金

ニュース画像 1枚目:ライアンエア 機内持込手荷物規則
© Ryanair DAC
ライアンエア 機内持込手荷物規則

ヨーロッパの複数の格安航空会社(LCC)は、無料で持ち込める機内手荷物を小さなバッグ1個のみに規則を変更しています。これまで無料で頭上収納に入れることができた2つ目荷物の持ち込みに別途手数料を支払うか、1つ上の運賃タイプの選択などにより、頭上収納を利用できる仕組みに変更しています。ノルウェー・エアシャトル(ノルウェイジャン)が2020年1月から、ライアンエアが11月からすでに規則を変更しており、イージージェットも2021年2月10日(水)付けで、同様にルールを改定します。

このうち、2個目のバッグ持ち込みに手数料を設定しているのは、ライアンエアです。前の座席下に収納できるサイズで身の回り品をいれた小さなバッグのほかに、2個目のバッグとしてキャリーバッグなどを持ち込む場合、6ユーロを課金します。

ノルウェー・エアシャトルとイージージェットは、1つ上の運賃タイプや座席指定料を払う場合、バッグを2個持ち込むことができます。ノルウェー・エアシャトルは「LowFare」運賃の場合、前の座席の下に収納できるサイズの小さなバッグ1個のみを持ち込めます。「LowFare+」、「Flex」、「Premium」、「PremiumFlex」運賃を利用する場合は、小さなバッグのほかに、キャリーバッグなど2個目の荷物を頭上収納に入れることができます。

ニュース画像 1枚目:ノルウェー・エアシャトル 機内持込手荷物規則
© Norwegian Air Shuttle ASA
ノルウェー・エアシャトル 機内持込手荷物規則

イージージェットは、7.99ユーロからの座席指定料を払い、前方座席「Up Front」や足元の広い「Extra legroom」座席、また「イージージェット プラス カード」保有者や「FLEXI」運賃を利用する場合、2個目の荷物を持ち込みできます。

ニュース画像 2枚目:イージージェット 機内持込手荷物規則
© easyJet
イージージェット 機内持込手荷物規則

手荷物ルールを変更するLCCが増え、さらに今後、無料で持ち込める機内持込手荷物を制限する航空会社が出てくるかもしれません。なお、前の座席の下に収納できるバッグ、また頭上収納に入れる2個目のバッグも、最大サイズが指定されており、航空会社によって持ち込めるサイズが異なります。

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