フランス・トゥールーズで保管されていた元バニラエアのエアバスA320型機、機体記号(レジ)「JA08VA」が2020年12月11日(金)20時36分、関空に到着しました。バニラエアで5年近く運航され、ピーチとの合併後に離日していた機体です。バニラエア時代の塗装を残したまま、再び日本への里帰りが実現しました。トゥールーズで保管されていた期間、航空会社の定期便には投入されていません。
12月10日(木)にトゥールーズを出発したフェリーフライトは、カザフスタンのヌルスルタン・ナザルバエフ国際空港、かつてのアスタナ国際空港を経由し、AIB6447便として関空まで飛行してきました。
バニラエアの機体デザインは、イエローが太陽をイメージさせて「高揚感」や「楽しさ」、ブルーは「さわやかさ」「洗練」を表現し、そのコントラストが印象的なデザインでした。世界に広がる旅のシンボルを表現したロゴも残り、バニラの頭文字「V」をうっすらと残しています。
関空まで飛行してきた現在のレジ「F-WXAI」は通関作業などを経て、塗装がバニラエアからピーチへと塗り替えられ、定期便に投入される予定です。ピーチは、この機材の導入により、元バニラエアの機材は計8機となります。