スターフライヤー、最大110億円を調達 コンサル会社と業務提携

スターフライヤー、最大110億円を調達 コンサル会社と業務提携

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スターフライヤーは2020年12月25日(金)、第三者割当増資で増資、同時に事業提携します。ANAホールディングス、TOTO、安川電機など既存の株主から25億円の増資を前提に、経営コンサルタントのアドバンテッジアドバイザーズが紹介した特別目的事業体のIXGSが計85億円相当を引き受けます。これでスターフライヤーは最大110億円の調達が可能です。この増資に伴い、スターフライヤーはアドバンテッジアドバイザーズと業務提携します。

新型コロナウイルス感染症の拡大で、海外旅行だけでなく、国内で都道府県をまたぐ移動自粛要請を受け、航空機を利用する移動需要は大幅に減少しています。経営状況は、2020年第2四半期に64億1,100万円の四半期純損失を計上し、第2四半期会計期間末の純資産は7億7,700万円に減少し、自己資本比率では2.8%と債務超過に陥る可能性がありました。今回の増資で運転資金を調達し、引き続き経費・人件費など費用削減を実施します。

スターフライヤーは増資にあたり、(1)航空事業の回復と成長、(2)新型コロナウイルス後ニューノーマル時代に適応するビジネスモデルの進化、(3)経営基盤の強化を進める方針を示しています。この取り組み推進のため、アドバンテッジアドバイザーズの支援で各種施策の助言を受けます。主な助言項目は、搭乗旅客数の需要予測支援、需要回復の動向に応じた運航計画の策定や判断のタイミング、機材体制シナリオ策定、コスト削減策、航空運賃やアンシラリーサービスなど収入源のトップライン伸長施策などです。

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