IAGカーゴ、2020年は貨物チャーター1,000便を運航

IAGカーゴ、2020年は貨物チャーター1,000便を運航

ニュース画像 1枚目:ブリティッシュ・エアウェイズの機体 イメージ
© IAG Cargo
ブリティッシュ・エアウェイズの機体 イメージ

ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、エア・リンガスなどインターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)の貨物部門、IAGカーゴは、2020年に貨物チャーター1,000便を運航しました。2020年3月から、新型コロナウイルスの世界的な流行を受けて貨物チャーター便の運航を開始し、専門チームが設置されました。2021年も発注に応じたチャーター便を運航し、重要な物資輸送を担います。

貨物チャーター1,000便目は、ロンドン・ヒースロー空港からロサンゼルス空港へ向けて飛行したボーイング777-200型機で、eコマースの商品が搭載されました。チャーター便1,000便のうち750便は、PPE、病院機器、新型コロナウイルスの検査キットを含む数千トンの医療用品輸送でした。チリからロンドンへはチェリーなど季節の生鮮品、フィンランドからアメリカへは鉱山機械などの工業用品などもチャーターで空輸しました。

2020年は、旅客便が運休となり、旅客便に貨物を搭載するベリー便が大幅に減少、航空貨物需要が逼迫しました。貨物市場からは、追加の輸送量を確保することが求められました。これを受け、IAG傘下の航空会社では旅客機の座席を取り除いた貨物仕様の「プレイター(preighters)」を導入しています。イベリア航空の機材に、座席を取り外した改造も新たに加わり、航空貨物の需要に対応しています。

IAGカーゴは、ブリティッシュ・エアウェイズ、イベリア航空、ブエリング、レベル、エア・リンガスなどIAG傘下の航空会社の保有機を利用し、チャーター便を運航しています。チャーター便で人気の機種はボーイング777-300型機で、次いでエアバスA330-300型機、そして777-200プレイターです。

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