AIRDOのボーイング767-300ER型機、機体記号(レジ)「JA98AD」が2021年1月20日(水)、ADO20便の新千歳発羽田着で定期便のラストフライトを終えました。新千歳空港を12時25分に出発、羽田空港には定刻14時のところ13時57分に第2ターミナルへ到着しました。
ラストフライトを終えて退役する「JA98AD」は、1998年6月に新造機としてAIRDOに導入されました。当初はリース契約を結んでいましたが、2013年にAWASから購入し、AIRDOの自社保有機になりました。
導入から退役までの期間、1999年12月から2003年12月にかけて支援する各スポンサーのロゴを貼り付け、2003年12月から白い恋人塗装、2005年11月から「世界一夜景の美しい街 はこだて」の文字を記した函館塗装、2016年6月から旭川空港開港50周年を記念した特別塗装を施して運航されました。
1月9日(土)以降は、AIRDOでの最後を飾る復刻フライトとして、乗務する客室乗務員が初代制服を着用する企画を展開し、名残惜しいひとときを過ごしました。
AIRDOは2021年3月末までに、保有するボーイング767-300ER型機2機の退役を決定しています。今後は、2000年に製造された「JA01HD」も退役すると見られます。