ルフトハンザ、A350で同社最長13,700kmを飛行

ルフトハンザ、A350で同社最長13,700kmを飛行

ニュース画像 1枚目:ルフトハンザ ドイツ航空 A350-900
© Lufthansa
ルフトハンザ ドイツ航空 A350-900

ルフトハンザドイツ航空のエアバスA350-900型、機体記号(レジ)「D-AIXP」は2021年1月31日(日)から2月1日(月)にかけて、同社史上最長距離となる13,700キロメートル(km)を飛行しました。ドイツ・アルフレッド・ウェゲナー極地海洋研究所が主導する南極探検隊の科学者や船員を輸送しました。

「D-AIXP」はフランクフルトをLH9924便として出発。ハンブルクに到着し、乗務員16名、乗客92名の全員が揃い、LH2574便としてフォークランド諸島のマウントプレザント空港へ向けて離陸しました。飛行時間は15時間37分、ハンブルク空港とマウントプレザント空港を結ぶ直線でも13,303kmの長距離飛行でした。

この特別輸送は、新型コロナウイルス感染症が拡大する中のフライトとなりました。衛生面での要求が高く、このフライトに乗務するルフトハンザの乗務員は、「D-AIXP」で輸送する科学者や船員たちと一緒に、検疫として2週間前からホテルに缶詰状態となりました。この検疫期間中は、最初の1週間は健康維持を目的にさまざまなプログラムが行われ、その後は科学者たちのプレゼンテーションに数百名のルフトハンザ・グループの社員もバーチャル参加するなど、工夫された期間を過ごしました。

運航乗務員は、このフライトのため追加訓練を実施したほか、専用のeフライトチャート、着陸チャートの作成などの準備を済ませています。ケータリングは、フランクフルトで機体に搭載され、検疫中の客室乗務員とビデオで打ち合わせ、確認が行われました。フォークランド着陸後は、現地の地上作業員の搭乗が認められておらず、機内清掃なども乗務員が対応し、その取り扱いを習得しています。さらに、メンテナンスのため技術者や地上スタッフも同乗しています。

なお、復路は2月3日(水)にミュンヘン行きとしてLH2575便でフォークランドを離陸します。ミュンヘン到着は2月4日(木)14時の予定です。

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