航空・空港企業も採用開始、コロナ禍でも注目の職種も

航空・空港企業も採用開始、コロナ禍でも注目の職種も

ニュース画像 1枚目:日本貨物航空 イメージ (kooo_taさん撮影)
© FlyTeam kooo_taさん
日本貨物航空 イメージ (kooo_taさん撮影)

就職活動の解禁日を迎えた2021年3月1日(月)、各企業が一斉に採用情報を公開し、2022年度の新卒採用が本格的に始まりました。航空・空港関連も就職情報を公開し、採用活動を開始しています。新型コロナウイルス感染症の影響から、雇用人員の休職、出向などで対応している航空会社は、新卒採用では特に厳しい状況にあります。一方、コロナ禍で航空物流を支えた各社は採用活動を実施しています。

国内航空会社でもっとも多くの人員を採用する全日空(ANA)と日本航空(JAL)を中心とする2グループは、この採用活動の開始を前に、運航乗務職、障がい者採用など一部の採用以外は中止する方針を示しています。エントリーを受け付けているスカイマークは、事務系、技術系、ITで正社員、客室乗務職と自社養成パイロットでの採用をあげているものの、新卒採用は検討中です。ソラシドエアは、客室乗務職を募集する見通しです。

日本貨物航空はエントリーの受付を開始しています。コロナ禍でも世界のロジスティクスが滞ることなく、さらに緊急に医療物資を輸送する点で注目された航空物流に関連する企業が採用活動を実施しています。

また、ドクターヘリの運航、航空測量、空間情報事業などを手がける朝日航洋も新卒を募集しています。このうち、航空事業ではヘリコプター・ビジネスジェットの運航の企画を提案する営業職、運航監視・管制やドクターヘリのコミュニケーション・スペシャリスト(CS)などの業務を担当する運航管理職、整備職、ヘリコプターパイロットなどを採用します。

空港では羽田空港を運営する日本空港ビルデングが若干名を採用するほか、成田国際空港(NAA)も技術職を含め20名程度を採用します。このほか、関西3空港を運営する関西エアポート、北海道の7空港を運営する北海道エアポートとコンセッションで民間運営となっている空港、熊本国際空港、名古屋空港ビルディング、長崎空港ビルディング、那覇空港ビルディングが新卒を募集します。

■航空・空港関連の新卒採用動向
企業名採用予定
1全日空自社養成パイロット:未定
2日本航空自社養成パイロット:未定
3スカイマーク未定
4ソラシドエア未定
5フジドリームエアラインズ大学卒・自社養成ライン整備士:1~5名
6日本貨物航空一般総合職・技術系総合職:11~15名
7朝日航洋大学卒・技術職:36~40名
8中日本航空総合職:15名程度
(航空営業、航空技術、運航管理、調査測量事業)
9四国航空未定
10アジア航測総合職:30名程度
11東邦航空1~5名
12エアーチャータージャパン営業、空港カウンター業務:1~5名
13日本空港ビルデング大学卒・大学院卒/総合職:16~20名
14成田国際空港大学卒・大学院卒:16~20名
15成田空港給油施設大学卒・高専卒/総合職:1~5名
16関西エアポート事務系総合職:1~5名
技術系総合職:1~5名
17北海道エアポート16~20名
18国際空港上屋大学院/大学卒 正社員:1~5名
19高松商運大学卒・総合職:未定
20名古屋空港ビルディング大学卒・総合職:1~5名
21熊本国際空港大卒・総合職:6~10名
22長崎空港ビルディング(1)総合職正社員:若干名
(2)専門職正社員(航空職):若干名
23那覇空港ビルディング大卒・総合職の場合:1~5名
24JALスカイ大阪パッセンジャートラフィック業務
(グランドスタッフ):未定
25郵船ロジスティクスゼネラリストコース(総合職):26~30名
26三井倉庫エクスプレス総合職(営業、カスタマーサービス、通関):6~10名
通関業務(通関士有資格者含む):1~5名
27西日本鉄道・国際物流事業本部総合職・事務員(大学・大学院卒):31~35名
28富士エアロスペーステクノロジー技術職・情報システム職:1~5名
29伊藤忠 (日本エアロスペース)-
30住商エアロシステム総合職:複数名

※配信後、一部を追加しています。

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