中国東方航空、C919を5機導入へ 2021年中にも路線投入か

中国東方航空、C919を5機導入へ 2021年中にも路線投入か

ニュース画像 1枚目:中国東方航空とCOMAC、署名式典
© 中国東方集団
中国東方航空とCOMAC、署名式典

中国東方航空と中国商用飛機(COMAC)は2021年3月1日(月)、C919を5機確定発注、2021年内に運航開始すると発表しました。中国東方航空は2016年に初めてC919を発注し、ローンチカスタマーとして開発に協力してきました。

COMACの発表では特に納入時期は明記されていませんが、C919が初飛行した上海を拠点に、北京大興、広州、深圳、成都、厦門、武漢、青島など、主要都市を結ぶ路線に投入されます。なお、中国東方航空、一二三航空、連合航空など展開する各ブランドのどれに導入するか、明言されていません。

今回の確定を受け、COMACと中国東方航空は実際の運航に向け、C919による運航許可や路線申請、運航乗務員の訓練などを進めます。さらに、整備部品の保管・供給体制、整備サポート、運航システムの最適化などでも導入に向けて協力する予定です。

C919旅客機は、中国が独自に開発に取り組んでいる旅客機で、上海浦東国際空港で2015年にロールアウト、2017年5月5日に初飛行を実施しました。開発・完熟度を高め、2020年11月から最終試験飛行を実施しています。この試験段階も寒冷地試験などを実施し、最終段階に入っていると見られます。

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