成田空港、2020年度実績 国際旅客便の発着回数・旅客数で過去最低

成田空港、2020年度実績 国際旅客便の発着回数・旅客数で過去最低

ニュース画像 1枚目:成田空港 イメージ (NIKEさん撮影)
© FlyTeam NIKEさん
成田空港 イメージ (NIKEさん撮影)

成田国際空港(NAA)は、2020年度の国際線旅客便の発着回数、旅客数とも過去最低になったと発表しました。この発着回数は35,322回で2019年度比80%減、旅客数は126万5,465人で96%減でした。

年度として過去最低を記録したのは、国際線旅客便の発着回数、航空旅客数全体、国際線旅客数、国際線日本人旅客数、国際線外国人旅客数、国際線通過客数で、新型コロナウイルスによる世界各国の検疫強化、出入国制限の影響を受けました。

国内線は、政府が発出した緊急事態宣言の影響から、発着回数、旅客数は前年同期比でそれぞれ63%減、73%減となりました。発着回数、旅客数は成田空港に格安航空会社(LCC)が就航する以前の2011年度と同水準の実績でした。

人の移動が制限され、旅客便の運休・減便によるベリースペースが大幅に減少したことを受け、貨物臨時便が多数運航され、国際貨物便の発着回数は43,925回、前年比80%増で過去最高を記録しました。貨物量は208万7,657トンで、前年から2%増でした。ベリースペースの大幅減を貨物専用便で補った形でした。

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