ボーイング、2機目のF-15EX納入 予定前倒し

ボーイング、2機目のF-15EX納入 予定前倒し

ニュース画像 1枚目:セントルイス・ランバート国際空港を離陸するF-15EXイーグルII
© Boeing
セントルイス・ランバート国際空港を離陸するF-15EXイーグルII

ボーイングは2021年4月20日(火)、アメリカ空軍に2機目のF-15EXイーグルIIを納入しました。初号機「20-0001」は、2021年3月10日(水)にアメリカ空軍がボーイングから正式に受領したと発表しており、2号機の「20-0002」も1号機と同じく、予定より早く納入されました。この機体はエグリン空軍基地に到着し、1機目と試験飛行を開始しました。

F-15EXは、F-15SA以降のアドバンスドイーグルの派生系で、カタール空軍向けF-15QAのフライ・バイ・ワイヤ、先進コクピット・システム(ACS)、AN/APG-82(V)1 AESAレーダー、赤外線捜索追跡システム(IRST)などを装備。電子戦システム「イーグル・パッシブ/アクティブ・ウォーニング・サバイバビリティ・システム(EPAWSS)」はアメリカ独自の仕様です。

ボーイングは、2機とも予定を前倒しで納入できたことにより、アメリカ空軍が飛行試験を早期に開始でき、期待以上の成果をあげられるとコメントしています。

アメリカ空軍はF-15Cの更新として、最大200機のF-15EXを発注する予定です。エグリン空軍基地では試験飛行が実施され、その後フロリダ州とオレゴン州の基地部隊に配備される予定です。

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