ハワイアン航空、隣島結ぶオハナ・ブランド 廃止決定

ハワイアン航空、隣島結ぶオハナ・ブランド 廃止決定

ニュース画像 1枚目:運航当時のオハナ・バイ・ハワイアン (ワーゲンバスさん撮影)
© FlyTeam ワーゲンバスさん
運航当時のオハナ・バイ・ハワイアン (ワーゲンバスさん撮影)

ハワイアン航空は2021年5月27日(木)、エンパイア・エアラインズに運航を委託する「オハナ・バイ・ハワイアン」ブランドを終了すると決定しました。

「オハナ・バイ・ハワイアン」のうち、ATR-72型機による貨物便は2020年11月に運休、ATR-42型機による旅客便は2021年1月14日(木)にそれぞれ運休しています。新型コロナウイルスの影響から、2020年11月に旅客便、貨物便とも一時的に運休する方針を発表していました。

保有機の運航を再開するため、多額の費用、労働問題を含む多くの障害が発生することが想起され、運航再開は最短でも2021年の年末と見込まれていましたが、ハワイアン航空はこの事業全体、長期的な存続可能性を徹底的に評価し、このブランドを廃止する決定を下しました。

オハナ・バイ・ハワイアンは、2014年のブランドを立ち上げ。エンパイア・エアラインズに運航を委託し、ハワイ州内の路線を運航していました。2014年春に旅客便の運航を開始し、2018年夏から貨物便の運航を開始しました。

最盛期には、ハワイ州でパイロット、客室乗務員、整備士を82名雇用し、アイダホ州にあるエンパイア・エアラインズの本拠地では15名の従業員を雇用していました。このほか、グランドハンドリングサービスでは委託するワールドワイド・フライト・サービスが28名のスタッフを雇用していました。

ハワイアン航空は保有するATRをアメリカ本土にフェリー・保管し、最終的には売却します。また、地上支援機材の一部は、ホノルル発着でモロカイ、ラナイ線を運航するモクレレ航空に貸し出しています。

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