クロアチア政府、空軍向け次期多目的戦闘機にラファール選定

クロアチア政府、空軍向け次期多目的戦闘機にラファール選定

ニュース画像 1枚目:フランス空軍 ラファール戦闘機
© DASSAULT AVIATION
フランス空軍 ラファール戦闘機

クロアチア政府は空軍向け多目的戦闘機(MRFA)プログラムで国際入札を実施し、「ラファール」を選定しました。フランスとクロアチアの当局間で2021年5月28日(金)、契約が締結されました。

この契約は、フランス空軍で運用されていたラファール12機をクロアチアに譲渡するもので、その飛行隊のメンテナンスサポートや訓練も含まれます。クロアチアがダッソー製造の戦闘機を使用するのはこれが初めてとなります。

ラファールはフランスをはじめ、エジプト、インド、カタール、ギリシャに採用されており、クロアチアで5カ国目となります。この選定を受け、ダッソーは本契約の締結に向けてフランス当局を積極的に支援する方針です。

今回のクロアチアのMRFAプログラムは、現行のMiG-21戦闘機が2024年にも退役する計画から、早期導入が可能な戦闘機という要求でした。アメリカからロッキード・マーティン製のF-16C/Dブロック70戦闘機、スウェーデンからサーブ製のグリペンC/D戦闘機、イスラエルから中古のF-16C/Dブロック30戦闘機が提案されていました。この中から、フランス空軍の中古機、ラファールが選定されました。

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