帝人、スピリット・エアロの研究組織に参画 次世代航空機の共同開発で

帝人、スピリット・エアロの研究組織に参画 次世代航空機の共同開発で

ニュース画像 1枚目:スピリット・エアロシステムズのエアロスペース・イノベーション・センター、グラスゴー・プレストウィック空港に隣接
© Spirit AeroSystems
スピリット・エアロシステムズのエアロスペース・イノベーション・センター、グラスゴー・プレストウィック空港に隣接

帝人は2021年6月15日(火)、アメリカのスピリット・エアロシステムズの研究組織「エアロスペース・イノベーション・センター(Aerospace Innovation Centre:AIC)」への参画を発表しました。次世代航空機向けの革新的な炭素繊維材料の共同開発に向け、帝人はスピリット・エアロシステムズをはじめ、AICに参画する各社と協力していきます。

航空機メーカーへの部品納入で最上位の階層に位置するティア1メーカーのスピリット・エアロシステムズはボーイングに胴体の納入、エアバスにはA320の翼をはじめ、A380、A350でも主力サプライヤーとして事業を展開しています。その拠点はアメリカ、イギリス、フランス、マレーシアなどです。

スピリットのAICは、イギリス・スコットランドのグラスゴー・プレストウィック空港に隣接して所在。この研究センターには、エンジニアリング設計技術、製造の専門知識、メンバー企業との共同研究に必要な先進的な製造設備が備えられています。帝人グループはAICへ参画し、革新的な技術開発につなげ、次世代航空機が目指す持続可能な航空産業の構築に向けて貢献する方針です。

帝人グループは現・中期経営計画で、航空機向け炭素繊維中間材料を「将来の収益源育成(Strategic Focus)」と位置づけ、幅広い用途開発をめざしています。

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