下地島空港を活用した航空貨物取扱、スカイマークと実証試験

下地島空港を活用した航空貨物取扱、スカイマークと実証試験

ニュース画像 1枚目:下地島空港の場所
© 下地島エアポートマネジメント
下地島空港の場所

下地島エアポートマネジメント(SAMCO)は2021年6月28日(月)、下地島空港で航空貨物取扱体制の構築に向けた実証事業を開始すると発表しました。実証期間は、2021年7月から2022年2月です。下地島空港に航空貨物上屋が無いことから簡易的な施設を設け、スカイマークの定期便を利用した実証試験を行います。

下地島空港には現在、貨物上屋など貨物取扱施設がなく、空港敷地内に貨物軽量や一時蔵置の簡易的な設備を設置します。貨物利用運送事業者(フォワーダー)と連携し、貨物取り卸しができる体制を整備し、スカイマークが運航する定期便の一部で、貨物取扱体制の構築に向けた調査、事業性を検証します。

実証試験でSAMCOは事業性の検証、下地島空港で今後の航空貨物輸送に関する調査、検査などを実施します。スカイマークは貨物輸送、輸送方法の品質管理などフォワーダーとの調整を担当します。

宮古島市は、離島の地理的特性、農業生産量や入域観光客数の増加を受け、宮古空港の航空貨物取扱量が増加しています。特にマンゴーをはじめ、農産物の出荷ピーク時、荒天時の海況悪化など、貨物が集中するタイミングが頻繁に滞貨が発生しています。一方で現在のコロナ禍で宮古空港を発着する定期便が減便され、出荷ピークを迎える水産物の滞貨を回避するため、臨時便が多く運航されています。

実証実験は宮古島市と沖縄県からそれぞれ委託を受け、宮古圏域の航空貨物の強化・拡充の取り組みとして、コロナ禍など環境変化に対応した航空ネットワークの拡充に向けた県内空港を活用します。

メニューを開く