マレーシア航空、クアラルンプール勤務スタッフに中国製ワクチン接種

マレーシア航空、クアラルンプール勤務スタッフに中国製ワクチン接種

ニュース画像 1枚目:接種会場の様子
© Malaysia Aviation Group
接種会場の様子

マレーシア航空グループ(MAG)は2021年7月6日(火)、クアラルンプール国際空港(KLIA)で開始された航空業界向け「予防接種センター(PPVIN)プログラム」に参加しました。これにより、8月中旬ごろまでにはマレーシアに居住する従業員がワクチン接種を終了する見込みです。このプログラムは、航空関係者とその関連企業向けに迅速に接種を進めることが目的です。

MAG傘下のうち、マレーシア航空、 ファイアフライ航空、巡礼フライトを運航するブランド「アマル」、航空貨物を扱うMASkargo、グランドハンドリングのAeroDaratなどの従業員向けに計5,150本のワクチンが割り当てられています。接種するワクチンは中国製のシノバックです。1回目は7月23日(金)までに完了、8月中旬までに2回目を終える予定です。クアラルンプール国際空港に勤務する従業員だけでなく、ペナン国際空港に勤務する従業員にも同様のプログラムが計画されています。

MAGは、スタッフにワクチン接種を義務付け、労働環境として安全性を確保する方針です。また、乗客にも安全に搭乗してもらう準備でもあるとしています。サバ州、サラワク州、ラブアン州でも接種が進められており、1,200名のスタッフの90%がすでにワクチン接種を終えています。

現在、航空会社をはじめとする航空関連企業は、エッセンシャル・ワーカーとして世界各国で優先的にコロナ・ワクチンの接種が進められています。ただ、インドで最初に確認された変異型の「デルタ株」に対し、シノバックとシノファームによる中国製ワクチン接種の場合、コロナ感染者数が減らずその効果に疑問符を投げかける報道も出ています。

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