ヴァージン・VSSユニティで70歳のブランソン会長が宇宙空間に到達

ヴァージン・ギャラクティックは2021年7月11日(日)、乗員6名でスペースシップ2「VSSユニティ」による宇宙空間への試験飛行を成功させました。乗員6名のうち1名は、ヴァージン・グループの創業者で70歳のサー・リチャード・ブランソン会長でした。宇宙空間に到達し、地上に戻った後のブランソン会長は、感極まったスピーチで長年の夢を果たした感情を表現していました。

VSSユニティは2018年12月、初めて宇宙空間を飛行して無事に地球に帰還。これ以来、22回の飛行でした。アメリカ連邦航空局(FAA)は2021年6月25日(金)、商用宇宙輸送を認可し、今回の飛行ではブランソン会長が今後の商用飛行に向けた顧客体験を確認するものでもあり、この成功を受けて宇宙旅行時代が本格化します。

今後、7月20日(火)にはブルーオリジンが宇宙船「ニューシェパード」を打ち上げる予定。ヴァージン・ギャラクティックとブルーオリジンの宇宙旅行競争の幕開けとして、2021年7月は今後の記憶と記録に残る時になりそうです。