DHLエクスプレス、貨物専用の電動航空機12機発注 2024年導入

DHLエクスプレス、貨物専用の電動航空機12機発注 2024年導入

ニュース画像 1枚目:DHLエクスプレス塗装の電動航空機Alice eCargo、飛行イメージ
© Eviation
DHLエクスプレス塗装の電動航空機Alice eCargo、飛行イメージ

DHLエクスプレスは2021年8月3日(火)、シアトル拠点に電動航空機を開発するイビエーション(Eviation)が開発するAlice eCargoを12機発注しました。イビエーションが開発する電動航空機「アリス(Alice)」の貨物専用機の利用により、運航会社は二酸化炭素排出ゼロで運航ができるようになります。電動航空機アリスは2021年に初飛行する予定で、DHLエクスプレスが発注したAlice eCargoは2024年に引渡し予定です。

ニュース画像 1枚目:DHLエクスプレスとイビエーションの経営トップたち
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DHLエクスプレスとイビエーションの経営トップたち

発注にあたり、DHLはロジスティクス事業でゼロエミッションを実現するため、二酸化炭素排出削減に向けた投資を継続する姿勢を鮮明にしています。今回の航空機契約は、ゼロエミッションという持続可能性の目標達成に向けた大きな貢献になるとコメントしています。

電動航空機「アリス(Alice)」は、パイロット1名で運航でき、旅客9名または1,250キログラム(kg)の荷物を搭載できます。1飛行時間あたりの充電時間は30分以下で、最大航続距離は815キロメートル(km)です。アリスの電気モーターは可動部が少なく、信頼性が高く、メンテナンスコストを削減できると説明しています。

ニュース画像 2枚目:DHLエクスプレス塗装の電動航空機Alice eCargo、運用イメージ
© Eviation
DHLエクスプレス塗装の電動航空機Alice eCargo、運用イメージ

DHLはこの航空機の使用方法について、フィーダー路線に最適で、荷役作業時にアリスへ充電でき、運航スケジュールを維持するターンアラウンドタイムに適した運航ができるとみています。計画では、カリフォルニア州を手始めとして、アメリカ国内で複数の拠点でゼロエミッションのフィーダー路線を構築します。

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