飛行機好きにはすでに定番!? 羽田空港のおでかけ人気スポット

飛行機好きにはすでに定番!? 羽田空港のおでかけ人気スポット

ニュース画像 1枚目:ソラムナード羽田緑地から撮影したボーイング787 (mahiちゃんさん撮影)
© FlyTeam mahiちゃんさん
ソラムナード羽田緑地から撮影したボーイング787 (mahiちゃんさん撮影)

ちょうど90年前(1931/昭和6年)の8月25日、「東京飛行場」として開港した羽田空港は、現在に至るまで拡張が続けられています。最近では、東京都心の空域を利用する着陸施設や周辺エリアのホテルや複合施設が整備され、大きく変化しています。こうした整備と共に、全長1.1キロメートル(km)の「ソラムナード羽田緑地」が2020年4月に全面オープン。一部は2019年にオープンし、すでに撮影を楽しむ航空ファンの定番スポットとなっています。航空ファンでなくても十分楽しめるおでかけスポットとしても、人気です。

今回は、かつての「東京飛行場」付近に整備された多摩川沿いの1.1kmに広がるソラムナード羽田緑地を紹介します。

ニュース画像 1枚目:ソラムナード羽田緑地 全長は1キロ超
© FlyTeam ニュース
ソラムナード羽田緑地 全長は1キロ超
ニュース画像 2枚目:国際線が運航されている第3ターミナルからは徒歩10分ほど
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国際線が運航されている第3ターミナルからは徒歩10分ほど

羽田空港からソラムナード羽田緑地へのアクセスは、もっとも近い場所で徒歩で10分ほど。第3旅客ターミナルからソラムナード羽田緑地の東端「ゲート7」までのアクセスです。

「ゲート7」付近で見える航空機は、AまたはC滑走路を離陸した機体が上昇中の様子です。滑走から離陸までのエアボーンを見渡すためには、天空橋駅方向へ向かい、西端の「ゲート1」まで向かう必要があります。ゲート7からゲート1まで徒歩移動の場合、10分ほどかかります。

ニュース画像 3枚目:天空橋駅から徒歩15分ほど
© FlyTeam ニュース
天空橋駅から徒歩15分ほど

ゲート1近くの展望台は、B滑走路を離陸する飛行機が見れます。離陸機がB滑走路を利用する条件は、南風時の15時から19時のうち約3時間程度です。このスポットは羽田空港の数ある撮影スポットの中でも、離陸する様子を機体とほぼ正対して見ることができる場所です。そのシーンを見れる時間帯は、太陽が西に傾き、ちょうど良い光線も期待できることも撮影ファンが足を運ぶ場所になっています。

ニュース画像 4枚目:ソラムナード羽田緑地から撮影したA321neo (tkosadaさん撮影)
© FlyTeam tkosadaさん
ソラムナード羽田緑地から撮影したA321neo (tkosadaさん撮影)

B滑走路の離陸機は、関西、九州方面に向かう便に割り当てられる運用が多い模様です。羽田空港の騒音軽減策として、この滑走路から離陸する機体は、エアバスA320型、ボーイング737-800型など単通路機が多く、離陸時の騒音が静かとされるボーイング787型はたまに見かけるほど。ボーイング777型については、伊丹行き1日1便のみ利用できる暫定的な運用が採用されています。機会の少ないワイドボディ機の離陸時は、展望台へ迫ってくるような迫力ある姿を目に焼き付けることができます。

ニュース画像 5枚目:ソラムナード羽田緑地は中央から右、左奥に国際線ターミナル、その手前に羽田エアポートガーデン
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ソラムナード羽田緑地は中央から右、左奥に国際線ターミナル、その手前に羽田エアポートガーデン

なお、ゲート7からゲート1へ向かう際、ゲート5、ゲート3付近にも休憩スペースとしてベンチが設けられています。徒歩で移動する場合には防波堤の上、または多摩川沿いの2つの高さが異なる歩道を歩くことができます。途中のゲート5付近には、2021年度末にオープンする羽田側と川崎側が結ばれる「多摩川スカイブリッジ」が整備中です。

ソラムナード羽田緑地と羽田第3ターミナルの間には、ホテル・ヴィラフォンテーヌやショッピングシティ・羽田エアポートガーデンの建物がすでに竣工。新型コロナウイルス感染症の影響でオープンが延期されていますが、営業を開始すると賑わいあるエリアに変貌すると予想されます。撮影を楽しんだ後、ちょっとした休憩などにも利用できそうです。

ニュース画像 6枚目:HICityから旧整備場の視界。コロナで駐機中の機体も今ならではの光景
© FlyTeam ニュース
HICityから旧整備場の視界。コロナで駐機中の機体も今ならではの光景

このほか、鉄道でのアクセスは京急電鉄・東京モノレールの天空橋駅からゲート1まで徒歩でおよそ10分。天空橋駅にはHICityがオープンしており、この施設からもB滑走路や旧整備場を見渡すことができます。

ニュース画像 7枚目:ゲート6付近からゲート7方面の東を見た様子。中央には工事機器があり、散策路が延長される
© FlyTeam ニュース
ゲート6付近からゲート7方面の東を見た様子。中央には工事機器があり、散策路が延長される

さらに今後、ソラムナード羽田緑地は東へおよそ800メートル延長される計画で、完成すると全長およそ2kmにわたる散策路となります。工事が完了するとA滑走路34Lエンド付近に近づくことができ、新たな飛行機の見え方も期待できます。

ソラムナード羽田緑地だけでなく、天空橋やHICityなど羽田空港に隣接する多摩川沿いエリアは、数年前と大きく変わり飛行機を近くで感じられるエリアになっています。旅行できない今だからこそ、近くで飛行機を感じてみてはいかがでしょうか。

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