群馬県防災ヘリコプター、3年ぶりに運航再開

群馬県防災ヘリコプター、3年ぶりに運航再開

ニュース画像 1枚目:群馬県防災ヘリコプター「はるな」 (NIKKOREX Fさん撮影)
© FlyTeam NIKKOREX Fさん
群馬県防災ヘリコプター「はるな」 (NIKKOREX Fさん撮影)

群馬県防災ヘリコプター「はるな」が2021年9月8日(水)、本運航を開始しました。群馬県防災航空センターでは就航式が行われ、改めて安全運航を誓い、捜索救難、防災・救助活動に従事します。群馬県防災ヘリは2018年8月に事故で機体を喪失して以来、およそ3年ぶりの運航再開で、運航再開にあたり群馬県は朝日航洋に運航を委託しています。

この運航再開までには、組織体制の見直し、機長の負担軽減と飛行中のヘリコプターの支援、業務体制・委託管理体制の見直し、安全装備品の搭載など、改善すべきと指摘された事項を着実に実施。県が朝日航洋の運航体制へのチェックを定期的に行う体制への変更や、ダブルパイロット制の導入で二重、三重に安全性の担保を確保しました。

今回の本運航を前にした訓練でも、地形の慣熟飛行や離発着、ホバリング、レスキューなど運航面から実際の救助に当たるまでの様々な場面を想定した訓練が実施されました。ホイスト使用時もハーネスから担架、場所も平地から樹木帯や斜面、山岳地まで運航と消防隊員の連携も図られています。

新たに導入された群馬県防災ヘリコプターは、機体記号(レジ)「JA10GR」で登録されているAW139で、愛称は「はるな」。愛称や機体の外観は以前のベルから引き継ぎ、継続性も確保しています。

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