ドバイ国際博覧会(エキスポ2020)が2021年10月1日(金)、開幕しました。ドバイ万博オフィシャル航空会社プレミアパートナーのエミレーツ航空は、会場内のオポチュニティー・ディストリクトのエリアに「エミレーツ館」を公開しました。未来の民間航空をテーマにエミレーツ館は4階建て塔状のデザインと外観で、飛び立つ航空機の翼をイメージ。24の垂直安定板の形を模した装飾が建物の両側面を曲線で覆っています。館内では、テーマに沿った未来を没入体験できる工夫が凝らされています。
テーマに合わせた館内には、「旅の始まり:『種』を集める」「飛行の科学」「よりクリーンな空(Cleaner Skies) 」「未来の研究室」「推力と推進力」「自分だけの飛行機をデザイン」「未来の空港」「未来を体験しよう」「未来への『種』まき」のエリアが設けられています。
ホログラムモデルで揚力・推力・重力・抗力の物理的特性から航空機の飛行が実現する様子を再現したり、クイズ形式で来場者同士が競い合うエリアもあります。超音速、水素、ハイブリッド、電気など、未来のエンジンや燃料技術を探求するアニメーション映像とともに、排出ガス、持続可能性、快適性、速度に与える影響を、リアルな航空機エンジンを用いて紹介するエリアもあります。
オフィシャルエアラインのエミレーツ航空は、2017年11月から、ドバイ万博オフィシャル航空会社パートナーとして、エアバスA380とボーイング777の計40機に「エキスポ2020」塗装を運航。さらに2021年9月下旬には、全面塗装を施した新たな「エキスポ2020」塗装機の運航を開始しています。これにより、2022年3月31日まで開催されるドバイ万博を引き続き世界各地で紹介します。
世界各地からの観光客の受け入れを再開しているドバイは、各国の検疫が緩和されていることを受け、エキスポ開幕日の10月1日(金)から、イスタンブール線のEK123、EK124便をボーイング777-300ER型からA380に大型化。トルコに初めてA380を就航させ、万博の誘客にもつなげます。