アズール・ブラジルの子会社、初のセスナ・グランドキャラバンEXを受領

アズール・ブラジルの子会社、初のセスナ・グランドキャラバンEXを受領

ニュース画像 1枚目:アズール・コネクタに納入されたセスナ・グランドキャラバンEX
© Textron Aviation
アズール・コネクタに納入されたセスナ・グランドキャラバンEX

アズール・ブラジル航空の子会社で、ブラジル国内の小都市と遠隔地を結ぶアズール・コネクタは2021年9月28日(火)、初めてのセスナ・グランドキャラバンEXを受領しました。アズール・コネクタは2020年8月にツーフレックスから名称を変更し、セスナ208で旅客、貨物便を運航しています。

グランドキャラバンEXは、現在はテキストロン・アビエーションが製造するセスナ208の改良型です。最大14名搭乗でき、約660メートル(m)で離陸、約570mで着陸できる機材です。エンジンはプラット・アンド・ホイットニー・カナダ製のPT6A-140を搭載しています。これにより、オリジナルのセスナ208Aと比べ、上昇能力や航続速度が向上しています。

アズール・コネクタには9月28日(火)、テキストロン・アビエーションから2機が引き渡しされました。今後、2021年中に追加で1機、2022年初頭に2機が納入される予定です。この5機に加え、最近、5機の追加発注が契約されており、最大でグランドキャラバンEXは10機に拡大する計画です。

今回の納入により、アズール・コネクタはセスナ208を計18機に拡大しました。この機材は、旅客・貨物機を含んでおり、早期にブラジル国内で200都市の就航を実現します。

なお、セスナ208キャラバンシリーズは、これまでに2,900機超が製造され、世界100カ国超で運航されています。飛行訓練、レジャー、コミューターエアライン、VIP輸送、貨物輸送、人道援助など、さまざまな用途に対応しています。このうちグランド・キャラバンEXは単発エンジンの経済性を保ちつつ、パワーのあるエンジンを搭載した派生系です。

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