ボーイングは2012年8月7日、H-6U無人リトルバードを利用した艦船への離発着テストについて、機体の自律操縦による14回の離発着に成功したと発表しました。この試験飛行は2012年7月、民間船を使い、フロリダ沿岸で実施。ボーイングではこのフライトを中型垂直離発着無人機プログラムのマイルストーンとしています。
テストは民生離着陸システムを無人機リトルバードの自動操縦システムに統合。2人のパイロットが別の有人飛行のリトルバードに搭乗し、状況認識を維持しながら無人機リトルバードのコントロールを行いました。無人機はテストを100%完了し20時間のフライトを達成しました。
無人リトルバードは、累計で1,400万飛行時間に達するMD-500ヘリコプターの1機種。MD-500は50年間以上にわたり軍民で広く活用されており、2004年にH-6U無人リトルバードが導入されました。この機体は諜報、監視、偵察、貨物補給、武器輸送、有人機・無人機編隊などのミッションでの運用されます。