ルフトハンザドイツ航空は2022年初めまでに、エアバスA350-900型を4機、追加します。航空機リース会社のアヴァロン、 SMBCアヴィエーションキャピタル、ゴスホークと契約を締結しました。いずれもフィリピン航空で使用されていた中古機で、機齢はもっとも古いものでも3年です。この機材を加え、ルフトハンザドイツ航空のA350は2022年初めごろに21機へ拡大します。
A350の追加導入で、主に長距離路線に投入しているエアバスA340ファミリーを更新します。A350はエンジン2基で、100キロメートルの乗客1人あたり約2.5リットルと、A340のエンジン4基より約30%少ない燃料で飛行で、運航コストも15%抑制できます。ルフトハンザが運航する4発機は、コロナ前はA340を含め50%でしたが、2025年ごろに15%まで低下する予定です。
ルフトハンザ・グループは、保有機の更新を進めています。2021年冬に同社初のボーイング787-9を導入し、2022年前半にも787を計5機導入します。さらに10年間では、短・中・長距離の航空機177機を新たに導入する予定です。