朝日航洋のベル412、NHK中継局工事で生コン落下 重大インシデントで調査

朝日航洋のベル412、NHK中継局工事で生コン落下 重大インシデントで調査

朝日航洋が運航するヘリコプターが2021年12月22日(水)11時ごろ、群馬県桐生市の山中で生コンクリートを輸送飛行中、山中に飛散させる事象が発生しました。国土交通省は「重大インシデント」と認定し、運輸安全委員会が原因の調査を開始しました。NHKテレビ中継局の更新工事の作業中に発生、使用機材はベル412型、機体記号(レジ)「JA9584」です。

作業現場のヘリポートから荷卸し場へ向け、生コンを専用容器「バケット」に入れて離陸上昇。その飛行中にバケットの中の生コンが無くなり、軽くなっていることを操縦士が気づき、現場ヘリポートに戻りました。現場ヘリポートと荷卸し場は山中で、付近の道路などに生コンは飛散していません。着陸時にバケット開閉部にわずかな隙間が開いていたことが確認されており、飛行中の山中に生コンが落下したとみられます。

朝日航洋は、運輸安全委員会への調査協力と同時に、社内でも原因調査を進め、早急な再発防止策を図り、安全運航につなげる方針です。

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