ロングビュー・アビエーション・キャピタル(LAC)は2022年2月2日(水)、グループ傘下の航空事業を「デ・ハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ」の名称で展開することを決定しました。この変更により、ツインオッター、DHC-1からDHC-8、カナディアCL-215とCL-215Tを含め、かつてデ・ハビランドが手がけた全機種の型式証明書を保有する企業として、「デ・ハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ」が完全復活します。
「デ・ハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ」は、2019年にLACがボンバルディアからDHC-8プログラムを買収し、グループ傘下で「デ・ハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ」として展開。LACは、他にDHC-6ツイン・オッターをヴァイキング・エアが手がけ、DHCシリーズの型式証明を保有していました。シマリス、ビーバーを含め、かつての「デ・ハビランド」が製造していた機種が揃っていました。
LACは今回、傘下企業の「ロングビュー・アビエーション」「ヴァイキング・エア」「パシフィック・スカイ・トレーニング」「デ・ハビランド・カナダ」の4社を統合し、そのブランドを「デ・ハビランド・エアクラフト・オブ・カナダ」として運営します。
「デ・ハビランド・エアクラフト」は1920年代から航空機の製造を手がけたイギリスの企業で、カナダでも子会社「デ・ハヴィランド・カナダ」として航空機を製造。1980年代からカナダ政府、ボーイング、ボンバルディアと変遷を遂げていますが、カナダの航空機製造のブランドとして、現在も「DHC」は世界的にも高い認知度があります。