中日本航空専門学校、「航空ロボティクス科」新設 ドローン・空飛ぶクルマのエンジニア育成

中日本航空専門学校、「航空ロボティクス科」新設 ドローン・空飛ぶクルマのエンジニア育成

ニュース画像 1枚目:新設の航空ロボティクス科、産業用ドローンのライセンスも習得
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新設の航空ロボティクス科、産業用ドローンのライセンスも習得

中日本航空専門学校は、2023年度に現在の航空整備科 航空電子コースをもとにした「航空ロボティクス科」を新設し、航空生産科を「エアロスペース科」に改称します。ロボット、次世代モビリティ、宇宙領域の技術革新が進んでいることを受け、航空に隣接する新たな分野で活躍するエンジニア育成が目的です。

新設する「航空ロボティクス科」は、多くのメディアを賑わす開発が進むドローンや空飛ぶクルマなどのエアモビリティの領域でのエンジニア育成につなげます。従来からの航空電子「アビオニクス」教育に加え、メカトロニクス、ロボット制御の教育を充実した課程です。

航空整備科 航空電子コースは、国内で唯一、アビオニクスを専門で学ぶ課程で、事業で使用されている同スペックのフライトシミュレータや無線機器を使用し、現代の航空機に不可欠な技術を学んでいます。航空ロボティクス科は、さらに機械を様々な方法で制御するメカトロニクスに関連する各種国家技能検定の取得、産業界で使用されている双腕ロボduAroなどを使用したロボットの基礎・制御プログラム、システムインテグレーターを学びます。さらに、ドローンの仕組みの理解と、産業用ドローンのライセンスを習得します。

「エアロスペース科」は、急成長する宇宙産業や航空機・宇宙機の生産に携わるエンジニア育成に従事するスタッフの育成をめざし、航空機や宇宙機の設計・製造の教育を強化していきます。小型機RV-4の製作実習を通したモノづくりの流れを学ぶほか、炭素繊維系複合材(CFRP)部品を、オートクレーブを使って成型する技術を学びます。さらに、ペットボトルロケットの模擬人工衛星の飛翔実験を通した人工衛星の設計・製作の基礎を学びます。

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