陸上自衛隊第1空挺団とアメリカ空軍は2022年4月19日(火)から4月21日(木)にかけて、習志野演習場で降下訓練を実施します。アメリカ空軍機を使用した降下訓練は、2022年度の1回目です。2022年度は計4回、実施する予定です。
日本国内に多い島嶼部への攻撃など各種事態に対応する即応能力の維持・強化を目的とした日米共同訓練です。横田基地に所在する第36空輸飛行隊(36AS)のC-130Jハーキュリーズなどに第1空挺団の隊員たちが搭乗し、降下訓練を実施します。第1空挺団は通常、空自の輸送機、陸自第1ヘリコプター団の大型回転翼機などで降下訓練を実施していますが、アメリカ空軍機の固定翼機で降下回数を増やし、連携要領を含む空挺作戦に必要な戦術技量の向上に取り組んでいます。
第1空挺団とアメリカ空軍の共同訓練は、2021年度は5月に習志野、7月に東富士、11月に日出生台、1月に再び東富士の各演習場で実施されています。これに加え、7月に横田基地で輸送機に搭乗し、グアムのアンダーセン米空軍基地まで長距離飛行後に日米共同の降下訓練も実施されています。
なお、今回の訓練は、新型コロナウイルスワクチンを3回接種済の第1空挺団の隊員が参加します。訓練開始前後にPCR検査などを受検して、必要な感染症対策を講じて実施予定です。