政府専用機、首相のアジア・ヨーロッパ歴訪で運航 2機とも羽田到着

政府専用機、首相のアジア・ヨーロッパ歴訪で運航 2機とも羽田到着

ニュース画像 1枚目:セブンさん 2019年9月10日撮影 80-1112 ボーイング777-3SB/ER 航空自衛隊
© FlyTeam セブンさん
セブンさん 2019年9月10日撮影 80-1112 ボーイング777-3SB/ER 航空自衛隊

政府は、岸田首相が2022年4月29日(木)から5月6日(金)までのアジア・ヨーロッパの外遊日程を発表しました。首相はインドネシア、ベトナム、タイ、イタリア、イギリスの順に歴訪します。訪問する各国で首脳会談を予定しており、2国間関係や北朝鮮やミャンマー問題などインド太平洋地域の課題、ウクライナ情勢を含む国際情勢などを議論します。この外遊を輸送支援する政府専用機2機が羽田空港に到着しています。4月23日(土)に「80-1112」、4月28日(木)に「80-1111」がそれぞれ千歳基地から羽田空港に移動しています。

ボーイング777型の政府専用機として、今回の5カ国・5都市はすべて運航したことがあります。5カ国のうち、イギリスへの運航は今回で3度目、その他はいずれも2度目の飛行になります。

任務飛行は、羽田、ジャカルタ、ハノイ、バンコク、ローマ、ロンドンとめぐり、羽田に戻る行程です。通常時であれば、約29,700キロメートル(km)の航路ですが、復路はロシア上空の通過を回避するとみられます。3月下旬のブリュッセル往復の任務時は、往路はアラスカ上空を通過する北回り、復路は中央アジアを通過する南回りで運航されています。

このため、復路に中央アジアを通過する南回りの場合、全行程は約32,000km、アラスカ上空を通過する北回りは33,000kmになります。気象条件なども考慮した経路が選定されるとみられます。このため、777政府専用機の初任務から数え、今回の任務が最長距離を飛行する行程になります。

政府専用機の任務飛行は、4月1日(金)から4月5日(火)にかけて首相特使の林外相のポーランド訪問で運航して以来です。岸田首相の政府専用機の使用は、2021年11月、2022年3月の2度とあわせ、今回が4回目です。

期日: 2022/04/29 〜 2022/05/06
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