防衛省は2022年5月1日(日)から5月4日(水)にかけて、中国海軍のクズネツォフ級空母「遼寧」の艦載戦闘機と艦載ヘリの発着艦を確認したと発表しました。今回は北緯22度、東経130度付近で5月3日(火)と5月4日(水)に太平洋上で発着艦を実施しています。
空母「遼寧」1隻、ルーヤンⅢ級ミサイル駆逐艦3隻、ルーヤンⅡ級ミサイル駆逐艦1隻、ジャンカイⅡ級フリゲート1隻及びフユ級高速戦闘支援艦1隻の計7隻は、東シナ海で確認された後、沖縄本島と宮古島の間の宮古海峡を抜けて太平洋に進出していました。
「遼寧」からの発着艦は、5月3日(火)と5月4日(水)とも正午頃から18時ごろにかけて確認されています。艦載機では、J-15戦闘機、Z-18ヘリコプターの飛行が確認されています。この動きは、海上自衛隊第1護衛隊所属「いずも」が情報収集・警戒監視を行っているほか、J-15に対しては空自戦闘機が緊急発進して対応しています。
なお、2021年12月にも「遼寧」の艦載機の発着艦が確認されています。