エミレーツ航空は2022年5月4日(水)、ドバイに開館した「未来博物館(Museum of the Future)」をテーマにした特別塗装機のデザインを発表しました。計10機のエアバスA380型を特別塗装機とする予定ですが、1機目は機体記号(レジ)「A6-EVK」に施されています。
「未来博物館」は革新的かつ未来的なイデオロギー、サービス、製品を展示する博物館です。特に、住まい関連に注力しつつ、将来の都市が直面する課題の解決策を見出す展示に取り組んでいます。このため、健康、教育、スマートシティ、エネルギー、空飛ぶクルマを含む輸送など、特化テーマの催しが開催されている博物館です。
特別塗装機のデザインは、「未来博物館」の楕円形の建物を大きく描いています。博物館の楕円形の建物は、アラビア語が書かれて窓として活用されています。特別塗装機もその建物のデザインを忠実に反映しつつ、楕円形の中に目のような小さな楕円を描き、生き物の様にも見えます。
建物や特別塗装機のデザインは、新たな技術のテストベッドである未来の主要都市「ドバイ」のビジョンを表し、エミレーツ航空もその目標を協力に支援することが表現されたものです。特別塗装機は、今後登場する9機と共に、ヨーロッパやアラブ諸国の主要都市を結ぶ路線に投入される予定です。さらに、2023年には路線再開とあわせ、世界30都市近くに運航される計画です。