日本航空(JAL)のボーイング777-200型の機体記号(レジ)「JA010D」が2022年5月11日(水)、羽田からアメリカに向けて飛行しました。この機体の離日で、旧日本エアシステム(JAS)所属機は「JA8978」の1機のみになりました。
「JA010D」は、ボーイングのエバレット工場で最終組立され、1999年4月に初飛行した機体で、同年5月に納入されました。JASが導入した他の777と同じく「レインボーセブン」の塗装を施して運航、2004年にJAL・JAS統合に伴い移籍。JAL移籍後、「レインボーセブン」をそのままに「JAL」ロゴを小さく施した塗装、太陽のアーク、そして鶴丸と機体の外装を変えながら、国内線を中心に活躍してきました。
この「JA010D」は、2021年3月末にプラット・アンド・ホイットニー(P&W)製のPW4000エンジンを搭載するボーイング777型機のトラブルに伴い、JALが対象機をすべて退役させた1機でした。このため2021年2月以降、羽田空港で保管されていました。