中国東方航空に納入予定の量産C919型の1機目、5/14初飛行

中国東方航空に納入予定の量産C919型の1機目、5/14初飛行

ニュース画像 1枚目:量産機初号機のC919
© COMAC
量産機初号機のC919

中国商用飛機(COMAC)は2022年5月14日(土)、量産機として初のC919型を飛行させました。C919としては7機目となる製造番号(MSN)「007」、機体記号(レジ)は「B-001J」として登録されています。5月14日(土)の初飛行は、COMAC施設のある上海・浦東から離陸して約3時間、飛行しました。5月15日(日)にも約4時間、2度目の飛行を終えています。この機体は、中国東方航空に納入される予定です。

COMACが開発するC919は、2017年5月に初飛行。航空会社での定期便運航は2021年を予定していましたが、型式証明の取得に向けた手続きから、納入開始を2022年に先送りしていました。試験機は6機製造され、COMACが目標とするエアバスA320ファミリー、ボーイング737ファミリーのベストセラー機に対抗する機種として成熟度を高める試験が行われてきました。

中国東方航空と中国商用飛機(COMAC)は、2021年3月にC919の5機確定契約を締結しています。C919には、CFMインターナショナルのLEAP-1Cエンジンが搭載されています。A320や737にも搭載される同系統のエンジンですが、将来的には中国国産のエンジン搭載も検討されています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く