燃油サーチャージ大幅値上げ、5月中に発券を!6月以降の計画どうする?

燃油サーチャージ大幅値上げ、5月中に発券を!6月以降の計画どうする?

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羽田空港 イメージ

6月から日本の入国規制が緩和され、2年ぶりの夏休み海外旅行を検討されている方も多いかもしれません。現在、ウクライナ情勢などによる原油価格の高騰の影響で、6月の予約・発券分から、燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)が大幅に値上げされる予定です。夏休みに海外旅行を検討されている場合、5月中に決め、予約・発券したほうが良いでしょう。さらに、6月以降に予約・発券する場合の選択肢も検討します。

■どのくらい上がるの?

5月末までと6月以降では、どのくらい燃油サーチャージが違うでしょうか。6月以降の片道あたり燃油サーチャージの値上がり額は、韓国行きがANA・JALとも2,300円、ハワイ方面が約11,000円、アメリカ・ヨーロッパ方面が16,600〜17,500円です。実際の旅行では、2人で日本との往復を検討している場合、韓国行き9,200円増、ハワイ行き約44,000円増です。少しでもお得に旅行したい場合、5月末までに予約・発券を済ませたいところです。

<燃油サーチャージ額 5月末までと6月以降>

ニュース画像 1枚目:ANA・JALの燃油サーチャージ額、5月末までと6月以降
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ANA・JALの燃油サーチャージ額、5月末までと6月以降

■まだ予定が決まっていない場合は?

もし、6月以降に予約・発券する場合、格安航空会社(LCC)の利用を検討したいところです。LCCは運賃と別に燃油サーチャージを徴収していない会社もありますが、最近の燃油価格の高騰を受け、エアアジアは再導入を決定しています。LCCが燃油サーチャージを徴収しないとは言えません。現在、日本に定期便を運航、または8月ごろまでに運航を再開する主なLCCで、燃油サーチャージを別途、加算しない航空会社はジップエアとジェットスターです。この2社は、大きな選択肢になりそうです。

ジップエアは現在、韓国・ソウル、タイ・バンコク、シンガポール、ハワイ、アメリカ・ロサンゼルスへ運航しています。7月に日本路線を再開するオーストラリアのジェットスターも燃油サーチャージは不要で、ケアンズ、ゴールドコーストに直行便が再開されす。この2社の直行便のみで目的地を検討すると、東南アジア、リゾート地、アメリカ本土と、目的にあわせて旅行を計画できるでしょう。

入国規制が緩和され、海外旅行に出かける環境が整いつつある中、原油価格の高騰から燃油サーチャージが高くなっています。もし、2022年夏の海外旅行に気持ちが固まりつつあるなら、各航空会社のウェブサイトで航空券の予約・発券まで値上げ前の5月中に済ませたいところです。

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