エアバス・ベルーガで運ばれた「JA04MP」、警視庁へ納入

エアバス・ベルーガで運ばれた「JA04MP」、警視庁へ納入

ニュース画像 1枚目:ベルーガで輸送されたEC225LP (ふうちゃんさん 2021年12月25日撮影)
© FlyTeam ふうちゃんさん
ベルーガで輸送されたEC225LP (ふうちゃんさん 2021年12月25日撮影)

エアバス・ヘリコプターズは2022年5月、警察庁にEC225LPシュペルピューマII(H225)を引き渡しました。国土交通省の2022年5月の機体登録状況から判明しました。機体記号「JA04MP」で登録されており、警視庁で「おおぞら」号として運航されます。この機体は2021年12月、約22年ぶり2度目の日本飛来で話題になったエアバスの大型輸送機「ベルーガ」で輸送されました。

「JA04MP」は、2022年5月中旬に初飛行しています。書類上の引き渡しは5月末ですが、6月に入っても神戸空港を拠点に飛行しており、警視庁が訓練飛行などを実施しているとみられます。今後、この機体は警視庁航空隊立川飛行センターに配備される予定です。警視庁の機材は13機になり、立川飛行センターの8機のうち、最も大きな機材になります。

ニュース画像 1枚目:警視庁引き渡し前のEC225LP「JA04MP」 (Lotusさん 2022年5月11日撮影)
© FlyTeam Lotusさん
警視庁引き渡し前のEC225LP「JA04MP」 (Lotusさん 2022年5月11日撮影)

警察庁は機体更新を進めており、H225を2機導入する計画でした。すでに1機目は「JA001P」として沖縄県警に配備されています。H225はエアバス・ヘリコプターズのシュペルピューマ・ファミリーで11トンクラスの大型双発ヘリコプターです。世界各地のあらゆる天候で運用され、総飛行時間は570万時間以上を記録しています。高速性能、航続性能に優れ、用途に応じた各種の装備品搭載も可能です。「JA04MP」は今後、警察任務、人員輸送、物資輸送、災害派遣、広域応援などに使用されるとみられます。東京都の島嶼部への飛行も想定し、バブルウィンドウが左右に装着されています。

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