航空自衛隊C-2、初めて「空飛ぶICU」で緊急患者空輸 千歳から羽田へ

航空自衛隊C-2、初めて「空飛ぶICU」で緊急患者空輸 千歳から羽田へ

ニュース画像 1枚目:初めて空飛ぶICUを搭載したC-2輸送機
© 航空自衛隊
初めて空飛ぶICUを搭載したC-2輸送機

航空自衛隊は2022年8月3日、北海道知事の要請を受け、C-2輸送機に初めて「空飛ぶICU」を搭載し、緊急患者空輸に対応しました。「空飛ぶICU」は、空自のC-130HとC-2の2機種の輸送機に搭載でき、これまでC-130Hで対応してきました。

今回の輸送では、美保基地の第3輸送航空隊のC-2輸送機が、航空機動衛生隊の機動衛生ユニット「空飛ぶICU」搭載のため、小牧基地へ向かいました。その後、千歳基地で患者1名を収容し、羽田空港へ搬送しました。C-2には、機長はじめ14名が乗務しました。

「空飛ぶICU」は、有事や大規模災害時、あるいは重症救急患者の長距離患者搬送で、機上での医療を主な任務としています。重症救急患者の1名搬送時は、1台の機動衛生ユニットにつき自衛隊所属の医師1名、看護師・救命士2名、管理要員の計4名が乗務しており、搬送中の患者に対応しています。

ニュース画像 1枚目:奥の淡いブルーが空飛ぶICUと呼ばれる機動衛生ユニット
© 航空自衛隊
奥の淡いブルーが空飛ぶICUと呼ばれる機動衛生ユニット
メニューを開く