エミレーツ、A380と777の計120機 客室リニューアル開始へ 25年4月終了

エミレーツ、A380と777の計120機 客室リニューアル開始へ 25年4月終了

ニュース画像 1枚目:リニューアル作業 イメージ
© Emirates
リニューアル作業 イメージ

エミレーツ航空は、エアバスA380型機とボーイング777型機、計120機の客室アップグレードを実施します。2022年11月からドバイのエミレーツ・エンジニアリング・センターで作業を本格的に開始します。リニューアル作業は1機あたり16日間、月間4機を実施し、2025年4月に完了する計画です。特に、プレミアムエコノミーを備えた機材は現在、ロンドン・ヒースロー、パリ、シドニーの3路線に投入されており、今後は日本路線にも投入されます。

リニューアル対象はA380が67機、777が53機です。リニューアルではプレミアムエコノミーに加え、ファーストクラス・スイートのシートが新たに装着されます。さらに、客室のカーペットが一新され、インテリアパネルにUAE原産のガフの木をモチーフにした色調とデザインが採用されます。

ニュース画像 1枚目:エミレーツ航空 プレミアムエコノミー
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エミレーツ航空 プレミアムエコノミー
ニュース画像 2枚目:ガフの木をモチーフにした色調
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ガフの木をモチーフにした色調

月間4機の作業を済ませるため、7月からA380で試験が実施され、エンジニアたちが客室リニューアルの全てのステップを記録しながら、作業に必要な時間を割り出しました。この試験では、シートやパネルの取り外し、そのボルトやネジ1本に至るまで、時間を計りながら、リニューアル作業を16日で終了できる改良点なども確認されています。

エミレーツ航空は2021年1月4日(月)から、新しいプレミアムエコノミーシートを搭載したA380を運航しています。この新シートの評価が高く、A380と777のリニューアルを決定していました。以前の計画は105機でしたが、A380の運航再開もあり、120機に対象が増加しています。

ニュース画像 3枚目:リニューアルの機数・シートの入れ替え インフォグラフィック
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リニューアルの機数・シートの入れ替え インフォグラフィック
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