全日空(ANA)は2022年9月1日から、日本発の国際線ファーストとビジネスクラス機内食で、ソフトケールをペーストにして練り込んだケールフォカッチャを提供しています。ANAケータリングサービスの機内食工場で1つずつ手作業で自社製造したオリジナル商品です。ソフトケールは、調理残渣を堆肥や飼料へ100%リサイクルし、生産されています。すでに国際線のエコノミークラスで提供されるサラダに採用されています。
また、放置竹林問題の解決を目指して開発された「延岡メンマ」が、日本発国際線ファーストクラスの和食メニューの香の物として提供されています。
さらに、ANAグループ総合トレーニングセンター「ANA Blue Base」の社員食堂で、通常流通から外れてしまった「古米」を採用しました。フードロス削減へ貢献し、社員も関わることで、意識の向上も目指した活動です。
ANAはフードロス・放置竹林など課題解決に取り組み、循環型の環境にやさしい食の取り組みを実施しています。ANAグループは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)に配慮したESG経営を推進する中、2050年度までに食品廃棄率を50%削減することを掲げています。