ANAカーゴ 誕生から20年、機体デザイン ヒストリー

ANAカーゴ 誕生から20年、機体デザイン ヒストリー

ニュース画像 1枚目:ANA Cargo (SGR RT 改さん 2019年8月11日撮影)
© FlyTeam SGR RT 改さん
ANA Cargo (SGR RT 改さん 2019年8月11日撮影)

全日空(ANA)の貨物部門「ANAカーゴ」は2022年9月8日、貨物専用機(フレイター)就航20周年を迎えました。貨物専用機として新増されたボーイング767-300型フレイター1機を導入し、成田/青島線で1日2往復で運航を開始しました。これまで導入した機体は、計15機です。現在、ANAカーゴで活躍する機体は、767-300フレイターが9機、777フレイター2機、計11機で運航しています。20年の機体デザインをまとめました。

■1代目:導入初期 2002年〜

ニュース画像 1枚目:初代デザイン (安芸あすかさん 2008年7月12日撮影)
© FlyTeam 安芸あすかさん
初代デザイン (安芸あすかさん 2008年7月12日撮影)

「ANA CARGO」を全て大文字で記し、「JA601F(機体記号)」で初めてお披露目された導入初期のデザインです。

■2代目:シャープなデザイン 2008年〜

ニュース画像 2枚目:2代目デザイン (エコボンさん 2015年3月31日撮影)
© FlyTeam エコボンさん
2代目デザイン (エコボンさん 2015年3月31日撮影)

2代目の塗装は、ANAで旅客機として活躍後、貨物専用機に改修された「JA8286」に初めて採用されました。先代と同じく大文字で記され、シャープな文字に変更されました。

■3代目:現行デザイン 2014年〜

ニュース画像 3枚目:3代目デザイン (じーく。さん 2021年4月9日撮影)
© FlyTeam じーく。さん
3代目デザイン (じーく。さん 2021年4月9日撮影)

ANAグループの貨物を扱う会社「株式会社ANA Cargo」の設立にあわせて登場したデザインです。社名とあわせ「Cargo」と記された新しい表記になっています。

初代から3代目まで全てのデザインを塗装した機体は、2機、あります。それが「JA602F(機体記号)」と「JA604F」です。ANAのフレイターとして最初に導入され、機齢が最も古い「JA601F」は、2011年から2015年まで他社で運航されていたため、この3つのデザインが施されていません。

貨物機は、コロナ禍で世界の物流を支え、フル活躍しました。ANAカーゴは767だけでなく、2018年から777も導入し、コロナ禍ではフル回転で運航されました。ANAの貨物事業は、国内やアジア地域だけでなく、アメリカやヨーロッパにもネットワークを広げており、これからも日本と世界の物流を支えてくれそうです。

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