カナダ空軍 次期主力戦闘機「F-35ライトニングII」に決定、32年までにCF-18退役

カナダ空軍 次期主力戦闘機「F-35ライトニングII」に決定、32年までにCF-18退役

ニュース画像 1枚目:2021年9月4日  F-35A Demo Team The 2021 Canadian International Air Show Torontoでの様子
© Lockheed Martin
2021年9月4日 F-35A Demo Team The 2021 Canadian International Air Show Torontoでの様子

ロッキード・マーティン社は2023年1月9日、カナダ政府が同社製のF-35を次期主力戦闘機として選定したことを発表しました。就役から40年が経過するカナダ空軍のCF-18A/Bホーネットを更新する計画で、F-35AライトニングIIを88機導入します。最終選定には、ボーイング社のF/A-18スーパーホーネット・ブロックIII、サーブ社のグリペンEが提案されていました。

2026年に最初の4機を導入し、2028年までに計16機を配備予定。その後、2032年までにCF-18を段階的に退役させ、F-35全機の導入が完了する計画です。さらに、移行期間中の充分な防衛力を確保するために、CF-18のアップグレードやオーストラリア空軍からF/A-18の調達を行うとしています。

F-35の導入にかかる総額は190億カナダドルにのぼり、過去30年で最大の投資となります。導入費用には機体だけではなく、訓練や日常メンテナンスなどが含まれており、ケベック州バゴットビルとアルバータ州コールドレイクに関連施設の建設が予定されています。

この記事に関連するニュース
メニューを開く