航空機向けに気象レーダーや通信機器、電子制御部品などを供給する、アメリカ・ハネウェル社が運航するボーイング757型試験機が、2月15日に羽田空港へ飛来しました。前回は2017年7月の成田空港(ワールドツアー)で、今回は約7年ぶり、塗装が変更されての飛来です。2月16日午前には羽田発着のテストフライトも行われ、前日の飛来時と合わせて多くのFlyTeamメンバーからレポートが届いています。
この機体は1983年にアメリカのイースタン航空へ引き渡された757型機で、製造ライン5番目の古参機(機齢40年)。昨今の最新鋭機にも使用される、同社の開発する最先端技術をテストするという重責を担い、普段はアメリカでテストフライトに従事しています。特徴として機体の右側(スターボードサイド・右舷側)には、同社が開発した航空機用エンジンを吊り下げられるようになっており、最大3基のエンジンを取り付けて飛行することが可能です。また、機体後ろ上部には衛星通信アンテナが設置されており、いびつな形状の古参機として「珍機」とも呼ばれています。