2023年4月15日(土)に、山口県の海上自衛隊/アメリカ海兵隊岩国航空基地で開催する「岩国基地 フレンドシップ・デー 2023」へ、航空自衛隊のアクロバット飛行隊「ブルーインパルス」が参加することが決定しました。
4月3日に発表された2023年度「ブルーインパルス」の展示飛行スケジュールに、「岩国基地 フレンドシップ・デー」への参加が明記されています。同イベントにはすでに、海上自衛隊のアクロバット飛行チーム「ホワイトアローズ」も参加することが決定しており、航空自衛隊と海上自衛隊のアクロバット飛行隊が、同じ日に同じ舞台で共演することになりました。
「ブルーインパルス」といえば、言わずもがなの航空自衛隊が誇る曲技飛行の専門部隊です。川崎重工業製のT-4練習機を使用し、戦闘機さながらのハラハラする曲技飛行と最大速度マッハ0.9のスピード感、大空にスモークで描く五輪やスターなどの華やかな演目が見どころです。日本一有名な曲技飛行チームといっても過言ではないでしょう。パイロットはいずれも全国の戦闘機部隊から“一本釣り”で集まった若き精鋭ぞろいで、航空祭などではサイン会が開かれるほどの人気です。
一方「ホワイトアローズ」は、海上自衛隊小月基地 第201教育航空隊の操縦教官で構成された特別曲技飛行チーム。使用する機体は、富士重工業製のT-5練習機で、「ブルーインパルス」と異なりプロペラ機でアクロバット飛行を行います。チームの発足は2018年と歴史は浅く、まだ展示飛行を見たことがない人も多いのではないでしょうか。パイロットは全員教育飛行隊で操縦教官を務めているベテラン揃いなのも特徴的です。
空自の「ブルーインパルス」と海自の「ホワイトアローズ」が、同時に見られるのはとても貴重です。同イベントにはF-35B ライトニングII戦闘機や、アメリカ空軍のF-16ファイティングファルコン戦闘機のデモチームが参加することも決定しています。さらに、航空自衛隊のF-2戦闘機による展示飛行が行われることが、新たに発表されました。
1日でこれだけの見どころが詰まった航空イベントはなかなかありません。この機会にぜひ足を運んでみてはどうでしょうか?
なお、参加は無料ですが、入場時に写真と個人氏名、生年月日、性別と現住所のわかる身分証の提示が求められます。日本国籍以外の方は、パスポート、または外国人登録証のどちらかの持参が必須です。