エアバスは2023年6月21日、開発中の新型貨物機エアバスA350F型機の製造1号となる試作機のデザインを発表しました。パリ・エアショーの中で発表が予告されていたもので、2022年に実施した「一般公募」からデザインが決定。プロ・アマを問わない約4,000件の応募の中から、2案が選ばれ、それらを組み合わせたデザインとしたとのことです。
数多くの応募作品から選ばれたのは、カナダ・カルガリーに住む飛行機が大好きな16歳と12歳のアイバーセン兄弟と、アイルランド・ダブリンに住むグラフィックデザイナーのジョン・フィーハン氏の作品です。アイバーセン兄弟は突然「包装箱」というアイデアが浮かび、兄弟でデザインを考え完成させたとのこと。エアバス社のハウスカラーを基に、テープやラベルが貼られた「包装箱・段ボール箱」をイメージし、貨物機ならではの特徴を捉えた塗装に仕上がりました。
選ばれた2作品の作者3名には、パリ・エアショーへの招待とモデルプレーンの進呈および、専用の工場見学ツアーとA350F初飛行へ招待されます。試作機は2024年末までには塗装を含めて完成し、その後に試験飛行を実施。2026年の就航を目指して開発が進められます。
It's a wrap!
— Airbus (@Airbus) June 21, 2023
Here is the #A350F's final livery design - what do you think?
For more details and to find out who the winners are check out our dedicated page: https://t.co/YOHLpq9PKj #ParisAirShow pic.twitter.com/01TFHdZT5M