独ヴォロコプター、大阪・関西万博に向け「空飛ぶクルマ」試験飛行実施!

独ヴォロコプター、大阪・関西万博に向け「空飛ぶクルマ」試験飛行実施!

ニュース画像 1枚目:大阪で試験飛行を実施したVolocopterの「空飛ぶクルマ」
© Volocopter
大阪で試験飛行を実施したVolocopterの「空飛ぶクルマ」

ドイツのVolocopter(ヴォロコプター)は2023年12月11日、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)と共同で、「空飛ぶクルマ」の試験飛行を実施したと発表しました。日本国際博覧会(2025年大阪・関西万博)に向けた取り組みで、ヴォロコプターのeVTOL(電動垂直離着陸機/Electric Vertical Take-Off and Landing aircraft)を使用。機体記号は、日本の超軽量動力機などへ付与される「JX0183」でした。

試験飛行は、大阪港に面した舞洲にある大阪ヘリポートで実施され、地上および上空での試験に成功したとしています。

ニュース画像 1枚目:大阪ヘリポート 2023年12月8日撮影   Volocopter
© FlyTeam mild lifeさん
大阪ヘリポート 2023年12月8日撮影 Volocopter

大阪・関西万博では、オリックス、ANAホールディングス(およびJoby Aviation Inc.)、日本航空(JAL)、丸紅、SkyDriveの5社を空飛ぶクルマの運航事業者に選定。このうち、JALが今回試験飛行を行ったヴォロコプターのeVTOLを使用して、万博会場である大阪湾内の人工島(夢洲)内間および会場外とをつなぐ、2地点間での空飛ぶクルマの運航を目指します。

ヴォロコプターのeVTOLは、2人乗りで最高速度110km/h・航続距離35km ・ 最大積載量200kgで、全長11.3m・全高2.5mの機体です。同社は、海外における試験飛行の実績を重ねており、2024年にはフランス・パリ、シンガポールなどで商用運航が予定されています。

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