ベル・ヘリコプターは2012年8月27日、スイスのエア・ツェルマットに、ヨーロッパで初めての救急医療サービス(EMS)仕様のベル429を納入したと発表しました。
エア・ツェルマットはアルプス地方で、救難飛行をする大手のヘリ運用会社です。同社は高度1万5000フィートでも、速く機動性があり信頼性の高いヘリコプターを求めていました。ベル429は標高1万4690フィートのマッターホルン山頂で、他の双発ヘリでは類のない救助ミッションのデモンストレーションを成功させました。
これによりヨーロッパのヘリコプター業界はベル429に大きな関心を寄せ、エア・ツェルマットへの納入はヨーロッパ市場への突破口になるとベルでは期待しています。