ブルーインパルスでも使用 空自の練習機T-4、後継機を日米共同開発か

ブルーインパルスでも使用 空自の練習機T-4、後継機を日米共同開発か

ニュース画像 1枚目:芦屋基地のT-4練習機「レッドドルフィン」と通常のT-4練習機     2024年2月17日撮影 06-5638 川崎 T-4 航空自衛隊
© FlyTeam こぐともさん
芦屋基地のT-4練習機「レッドドルフィン」と通常のT-4練習機 2024年2月17日撮影 06-5638 川崎 T-4 航空自衛隊

岸田文雄総理大臣は2024年4月10日、アメリカのジョセフ・R・バイデン・ジュニア大統領とホワイトハウスで会談し、「日米共通のジェット練習機の共同開発・生産の機会を追求する」ことを、日米首脳共同声明で発表しました。これを受け、木原稔防衛大臣は4月12日の閣議後会見で、「T-4練習機(の後継機)も対象になっている」ことを明らかにしました。

バイデン大統領と岸田総理による「未来のためのグローバル・パートナー」 と題した声明によると、「将来の戦闘機パイロットの教育および即応性、そして即応態勢の整った次世代戦闘機の航空防衛力を維持するための日米共通のジェット練習機といった最先端技術の共同開発・生産の機会を追求する作業部会を設置することにコミットする」としています。

T-4練習機は、1988年9月に量産初号機が初配備された純国産(川崎重工業製)の亜音速ジェット機です。現在は主に航空自衛隊のパイロット養成に使用されているほか、アクロバット飛行隊「ブルーインパルス」の機体に採用されており、日本でもっとも有名な空自機としても知られています。

ニュース画像 1枚目:ブルーインパルスで使用するT-4練習機        那覇空港 2023年12月10日撮影 26-5692 川崎 T-4
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ブルーインパルスで使用するT-4練習機 那覇空港 2023年12月10日撮影 26-5692 川崎 T-4

T-4の後継機開発に関して、一部報道によると、T-4は配備から35年以上が経過して老朽化が進んでいることと、最新鋭F-35ステルス戦闘機や、日本・イギリス・イタリア共同開発の次期戦闘機向けの訓練に十分対応できないため、との見解が示されています。

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