ANAも発注するボーイング777X、型式証明取得へFAA監督下で試験開始

ANAも発注するボーイング777X、型式証明取得へFAA監督下で試験開始

ニュース画像 1枚目:シンガポール・チャンギ国際空港 2022年2月7日撮影 N779XW ボーイング777-9 ボーイング
© FlyTeam Seiiさん
シンガポール・チャンギ国際空港 2022年2月7日撮影 N779XW ボーイング777-9 ボーイング

ボーイングは、開発中の大型ワイドボディ双発機・777-9型機(777X)のアメリカ連邦航空局(FAA)の認証飛行試験を開始しました。型式証明取得に向けてFAAの監督下で試験飛行を進めます。

現地時間7月12日18時頃、アメリカ・シアトルのキング郡国際空港(ボーイングフィールド)より777-9の試験機3号機「機体記号:N779XY」が離陸した様子を公開しています。約1時間50分余りの試験飛行を行い、20時過ぎにボーイングフィールドに着陸しています。

777Xは従来型の777型機の後継として開発されている機体で、全日本空輸(ANA)も合計20機を発注済みです。2013年に開発が正式発表され、当初は2020年に初号機を航空会社に引き渡す計画でした。しかし、777X向けに新規開発されていたGE9Xエンジンの耐久性問題や、737MAXの事故、新造機の製造過程での品質問題など、ボーイング社内で発生した諸問題の影響で、開発は度々遅延しています。初飛行は2020年1月に成功していますが、航空会社への初号機納入予定時期も2025年に後ろ倒しされています。

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